2015年10月12日

「モーモートレトレ」1人、2人用ヴァリアント

キングダイズゲームさんの「モーモートレトレ」は3〜5人用のゲームですが、少人数で遊ぶためのヴァリアントを考えてみました。バッティング要素のあるゲームですので本道から外れる気もするのですが、かわいいカード達を3人集まるまで放っておく手はありません。お試しあれ。
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モーモートレトレ 1人、2人用ヴァリアント

<共通ルール>
・3人プレイヤーとして遊びます。1人のときは2人のダミー(AI)プレイヤーを、2人のときは1人のダミープレイヤーを参加させます。

・ラウンドの開始時、ダミープレイヤーにはトレトレカードを配りません。人間プレイヤーが使用するトレトレカードを公開したあと、ダミープレイヤーに指示カードの星の数の枚数分トレトレカードの山札から表向きに配ります。

・ダミープレイヤーのトレトレカードの合計と数字の宣言は次のように計算します。
a)±のカードは全て+として計算します。
(例)ダミープレイヤーのカードが0、2、3、±2だった場合、合計は7になります。
b)トレトレカードの数字を合計しても公開されている牧場マーカーの数字に一致しない場合、1個または2個のUFOチップを「+」の数字として追加します。UFOチップを追加して一致する牧場マーカーが複数ある場合、最も小さな数字の牧場マーカーに一致するようにUFOチップを追加します。
(例)カードの合計が7で公開されている牧場チップが3、6、9、4、8だった場合、そのダミープレイヤーは+1のUFOチップを出し、8を宣言したことになります。
c)トレトレカードの合計が公開されている牧場マーカーの最大の数字を超えている場合、1個または2個のUFOチップを「-」の数字として追加して最大の牧場マーカーの数字にします。2つのUFOチップを使っても最大の牧場マーカーの数字に一致できない場合、そのダミープレイヤーは「ブタ」になります。
(例)カードの合計が12で公開されている牧場チップが3、6、9、5、10だった場合、そのダミープレイヤーは-2のUFOチップを出し、10を宣言したことになります。
(例)カードの合計が12で公開されている牧場チップが3、6、4、8、5だった場合、そのダミープレイヤーは「ブタ」を宣言したことになります。
d)いずれの場合も、ダミープレイヤーのUFOチップは裏にせずに戻します。

・ダミープレイヤーはUFOチップによるボーナス得点を得ません

<1人用ヴァリアント>
・人間プレイヤーがリーダーとなり、ダミープレイヤー1、ダミープレイヤー2の順にリーダーが変わります。通常通り、リーダーが2周したらゲーム終了です。

<2人用ヴァリアント>
・まず人間プレイヤーの間で最初のリーダーを決めます。

・時計回りに3番手のプレイヤーとしてダミープレイヤーがプレイすることとします。

・リーダーが1周して2周目に入ったら、山分けルールでカードを取る順番を反時計回りにします。 リーダーチップは従来通り時計回りに渡します。
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2015.10.13追記
1P用は簡単すぎちゃうと思うので、ダミープレイヤー2人分との合計得点との闘いにすると、ぐっと難易度が上がると思いますw。
posted by うぃりあむ(Twitter:@william_vets) at 17:01| Comment(0) | ボードゲーム | 更新情報をチェックする

2014年12月14日

アナログゲームの用語に思うこと その3「ターン、手番」

 アナログゲームの用語について考察を加えるという無謀な企画の三回目、今回は「ターン」そして「手番」について考えてみようと思います。

 まずは「ターン」から。某カードゲームを扱った有名なアニメの登場人物達が「俺のターン、ドロー!」という台詞を繰り返し繰り返し発していたことから、すっかり「ターン」という用語は日本国内でもかなり一般的になった気がします(気のせいかもしれません)。

 「ターン」の英単語 ”turn" を辞書で引いてみますと、名詞としては「回転」という意味合いと「番(順番)」という意味合いの二つが表記されていました。アナログゲームにおいて、「ターン」という用語はまさに「番」という意味で使われています。ゲームにおいてなんらかの動作をする番が回ってくることという意味で、本来「回る」という語意を持つ "turn" が「番」として使われていると推測されます。

 各プレイヤーが自分のターンを繰り返すことによってゲームが進行し終了することから、「ターン」は「ゲーム」を構成する要素と言えます。また前回の「ラウンド」との比較においても、各プレイヤーが自分のターンを1度(もしくは数度)行うことによってラウンドが終了することを考えると、「ターン」は「ラウンド」を構成する要素とも言えます。よってこの様な式が成り立つはずです。

 ゲーム>ラウンド>ターン
 (本来集合記号などを使うべきなのでしょうけど、一般的でないので不等号で表してみました)


 「ラウンド」がないゲームがあるのと同様に「ターン」がないゲームももちろんあります。たとえば「うすのろまぬけ」。このトランプゲームは、すべてのプレイヤーが同時に「手札から1枚選んで全員同時に左隣のプレイヤーにわたす」というアクションを行います。ここに「順番」は介在しませんから、「ターン」はないゲームということが出来ます。
 (余談ですが先日「シャシャワ」という、「うすのろまぬけ」と同様のシステムのゲームを遊びました。大人同士で真剣に中央のチップを取り合う姿が周囲からどう映ったか不安ではありましたが、ゲームはとても盛り上がり、私はとても楽しめました。フィジカルなアクションが伴うゲームは偉大です。)


 一方の「手番」です。日本においては「ターン」と同様の意味合いで「手番」という用語も頻繁に使われています。この二つ、似ているようで若干違いがあることに気がつきました。マニュアル上の表記で「手番のプレイヤーは…を行う」と表記するのと、「ターンのプレイヤーは…を行う」と表記することを比べた場合、後者では意味が通じない気がするのです。ではこれはなぜなのでしょう。

 ひとまず二つの用語を仮に定義してみました。
 ・手番:特定のプレイヤーが、なんらかの行動を起こす番である状態。例:「手番のプレイヤーはまず山札から一枚カードを引きます」
 ・ターン:特定のプレイヤーが行動を起こす、はじめから終わりまでの期間。例:「ターン中のプレイヤーはまず山札から一枚カードを引きます」

 マニュアル上「手番のプレイヤー」という言い回しを「「ターン」という用語を使って表そうとした場合、「ターン中」と言った方が意味が通じやすい様に思いますが、いかがでしょうか。
 まぁ大した問題ではないですね。

 私の想像力が不足していることは重々承知の上ではあるのですが、「手番」よりも「ターン」という用語を使った方が似つかわしいゲームを思いつきました。「一人様ゲームでターン数をカウントし、それが得点に結びつくゲーム」。こうしたゲームでは行ったターン数をカウントするため、「10回目の手番」というよりも「第10ターン」の方が聞こえがいいと思います。

 いずれにしても、日本においては「ターン」と「手番」はほぼ同義として使われていると思いますし、先に挙げたごく一部の例外をのぞいて、どちらを使ってもよいと思います。


 なお前回考察した「ラウンド」と、今回の「ターン・手番」の違いはなんでしょうか。英語で”a turn" と言った場合は「一巡」という意味があるため、「ターン」と「ラウンド」は混同されがちなのではないかと想像しております。
 私はこのように区別すべきと思っております。
 ・ターン:特定のプレイヤーが行動を起こす「番」
 ・ラウンド:プレイヤーの行動が一巡すること

 「ターン」という用語がかなり一般的になっていること、「ラウンド」に「番」といった意味はないことを考えると、「一巡」という意味合いで「ターン」という用語を使うことは混乱を招くんじゃないかな、と思っています。マニュアルで使用する場合は上記のように用語統一することをお勧めしておきます。


 今回お伝えしたかったことをまとめてみます。
 ・「ターン」と「手番」はほぼ同義である
 ・「ターン」という言葉には「期間」といった意味合いもある
 ・ターンはラウンドやゲームを構成する要素であり、ターンとラウンドの誤用は避けること


 次回は「フェイズ」という用語について考えてみようと思います。
posted by うぃりあむ(Twitter:@william_vets) at 22:09| Comment(2) | ボードゲーム | 更新情報をチェックする

2014年12月11日

アナログゲームの用語に思うこと その2「ラウンド」

 ちょっと風邪を引いてしまいました。持病持ちなので体調管理はとても気を使っているつもりだったのですが、これだけ急に寒くなるとだめですね。薬飲んで大人しくしてます。

 さてボードゲームやカードゲームで使われる用語に考察を加えるという、非常におこがましい記事の2回目です。今回は「ラウンド」という用語を取り上げてみます。


2.ラウンド

 アナログゲームにおける「ラウンド」は、ゲームを構成する一つの単位です。「ラウンド」という概念があるゲームとないゲームの両方があり、「ラウンド」という概念がそのゲームに存在する場合、マニュアルには「このゲームは3回ラウンドを繰り返すことで終了します」とか、「次のラウンドのスタートプレイヤーは○○の条件を満たした人になります」といった記述がされていることでしょう。では「ラウンド」という言葉はどの様に定義されているのでしょうか。

 まず「ラウンド」とはどういう意味か、ここから考えてみたいと思います。”round”という英単語を辞書で調べてみると、「一周する、ひと回りする」という訳が見つかります。この訳を採用して、テーブルゲームにおける「ラウンド」を、ひとまず「各プレイヤーの手番が一巡すること」と理解しておくことにしましょう。
(「手番」や「ターン」という用語については、回を改めて考察することにします)

 では「一巡する」とはどういうことでしょうか。一巡するということは、最初があって終わりがあるはずです。つまりそのラウンドにおける1番手のプレイヤー(以下、「スタートプレイヤー」と呼ぶことにします)が存在し、各プレイヤーが自分の「手番」を行うことによって「ラウンド」が終了することになります。

 ここで重要なのは、「ラウンド」という概念をゲームに持ち込む場合は、必ずそのラウンドの「スタートプレイヤー」を存在させなければならない、ということです。ゲーム全体にわたってスタートプレイヤーが同一の場合もあるでしょうし、「アグリコラ」の様に何らかのルールによってスタートプレイヤーが変動する場合もあり得ます。

 言い換えると、「各ラウンドにおけるスタートプレイヤー」を定義する必要のないゲームである場合は、「ラウンド」という概念を持ち込む必要がない、ということになります。
 例えば「カルカソンヌ」の場合、ゲームは各プレイヤーが「タイルをめくり配置する、必要によってはミープルを配置する」という「手番」を順に行うことでゲームが進行していきますが、手番が一巡することを特に「ラウンド」として認識する必要がないのは、そのラウンドのスタートプレイヤーが誰であるかは特に意味のないことだからです。これはゲームの終了条件にも密接に関わっていて、カルカソンヌの「最後のタイルがめくられ配置されたら」ゲームが終了するような場合は、ラウンドを意識する必要はない、ということになります。

 以上のことから、ゲーム内で「ラウンド」を定義する必要のある場合をまとめてみたいと思います。

 ・ゲームの終了条件が、ラウンドの回数となっている場合
 ・ラウンド毎に、そのラウンドのスタートプレイヤーが変動する場合

 毎回スタートプレイヤーが同一な場合は必ず「一巡すること」は発生するので「ラウンド」は存在するのですが、ゲームの終了条件が「ラウンドの回数」でない限り、特に「ラウンド」という単位を意識する必要はないでしょう。

 もう一つ気をつけておきたいのは、本稿の当初から「一巡」と言ってきましたが、「ラウンド」は必ずしも「一人一回」プレイするとは限らないということです。一人のプレイヤーが1ラウンド内に数回手番を行う場合も珍しくなく、「アグリコラ」の様なワーカープレイスメントゲームにおいてはよくあることです。こうした場合、「ラウンド」の意味をマニュアル上でしっかり定義しておくことが必要です。ちなみにアグリコラでは「そのラウンドのスタートプレイヤーから時計回りに家族コマを配置し、すべてのプレイヤーが家族コマをおいたらそのラウンドが終了する」ということになっています。

 次回は「ターン」(手番)について考察してみたいと思っています。

 それでは。
posted by うぃりあむ(Twitter:@william_vets) at 23:09| Comment(0) | ボードゲーム | 更新情報をチェックする

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