2019年12月08日

タペストリー

この記事はボドゲ紹介Adovent Calender2019の8日目の記事として書きました。

どうも、みなさんこんにちは。うぃりあむです。今回もやはり1年ぶりのブログ更新となりました。

このブログですが、考案したヴァリアントルールをまったく公開することなく、ずいぶんの月日が経ってしまいましたが、志を失ってしまったわけではないので、このタイトルのままいこうと思っております。最近は新作の良作がガンガン増えてしまって、そうしたゲームを遊ぶ(人はそれを「消化する」と呼んだりしますがあまり好きな表現ではないです)のに時間がとられて、一つのゲームに対して深く考察していくというプロセスに時間を割くことが少なくなってしまった気がします。年に一度でも一つのボドゲをじっくり見ていく機会を与えてくれるこの「ボドゲ紹介 Adovent Calender」は、私のようなずぼらな人間にはとてもありがたい企画だと思います。

さて、今回紹介するボードゲームは、「タペストリー」です。
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サイズ(大鎌戦役)でおなじみのストーンメイヤーゲームズから今年(2019年)発売された、文明を発展させて勝利点を競う、1〜5人用のゲームです。

<コンポーネント>
早速コンポーネントの紹介をしていきましょう。

まずはメインのボードです。
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3人用のセットアップをしてみました。4、5人で遊ぶ際は、裏の面を使います。
一つのマップの周りに4つのトラックが囲う形になっています。
マップは六角形の「地形タイル」が置けるようになっていて、プレイヤーは「探索」を行うことによって陸地を発見し、手持ちのタイルを置いて資源などを獲得します。

マップの3カ所には2つの「前線基地」トークンが置いてあり、これが各プレイヤーの本拠地になります。プレイヤーは前線基地トークンをマップに置いていくことによって自分の領土を広げます。

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マップの周辺の「進歩トラック」です(写真は軍事トラック)。プレイヤーは探検、科学、技術、軍事の4つの進歩トラックを進めることによって様々な利益を得ます。

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「首都マット」です。各プレイヤーはランダムで1枚持ちます。オレンジの丸が描かれているマスは通行禁止で、それ以外の場所に「収入建物」や「ランドマーク」を建築していきます。3×3マスを埋めることで任意の資源1個が獲得でき、行または列をすべて埋めることで、得点計算時に1勝利点になります。

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「収入マット」です。上部には4種類の収入建物が置いてあり、これらの建物を建築することによって、その下に書かれている、資源の収入が増える、勝利点の計算機会が増えるといったボーナスを得ます。

収入マットの中央部分には「タペストリーカード」を置くスペースが、下部には所有する資源を表すトラックがあります。タペストリーカードを置くとプレイヤーの「時代」が進みます。各プレイヤーは4つの時代をプレイすることになり、4時代をプレイヤーしたプレイヤーは、ゲームを終了します。
時代を進めるタイミングはプレイヤーによって異なります(後述します)ので、ゲームを終了するタイミングも、プレイヤーによって異なります。このゲームの一つの特徴と言えるでしょう。

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タペストリーカードです。
タペストリーカードは大きく3つに分かれます。即時効果があるもの、その時代の間のみ効果を発揮するもの、それから手札に持っている間に自分の前線基地が他のプレイヤーから侵略されたときに提示して、侵略の効果を逆転できる「トラップ」です。ゲームのタイトルにもなっているくらいですから、その効果はゲーム上大きなウェイトを占めることになります。
時代の訪れとともにタペストリーを掲げ、指導者が「今はこういう時代である」という御触れをするシーンが、ゲームの箱絵のイメージなんだと思います。
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(この絵が気に入ったので、私のiPhoneの壁紙にしてますw)

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文明マットです。各プレイヤーにランダムに2枚配られ、そこから1枚選びます。それぞれの効果は相当強力で、高得点を獲得するためには、選んだ文明によって適切なプレイングをしていくことが必要不可欠でしょう。

なおゲームの終盤には文明カードを追加で獲得できるチャンスもあります。

技術カードです。技術カードを獲得すると収入マットの右に配置し、これをアップグレードすることによってボーナスを得ます。また技術カードはそのまま勝利点化できるので、技術カードをたくさん集めることは、このゲームの戦略上の選択肢の一つになるでしょう。

このゲームで一番目を引くのがなんといっても彩色済みの「ランドマーク」でしょう。
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ランドマークは進歩トラックを進めたり、技術カードをアップグレードすることによって得られます。ランドマークを獲得すると首都マットに配置するのですが、意外と大きいのものありますw。ランドマークは首都マットの地図からはみ出して配置しても構いませんが、通行禁止のマスには置くことができません。次に取れそうなランドマークを予想して、他の収入建物を上手に配置していくプレイングが求められます。

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宇宙タイルです。「探索」が最終盤まで進むと取得でき、強力な効果を発動できます。ランドマークには「スペースシャトル」のローンチパッドがあったりするので、宇宙好きの私なんかはここばかり狙いに行ってプレイが崩れることがよくありますw。

今回はここまで。
次回は実際のプレイをご紹介します。近日公開!

posted by うぃりあむ(Twitter:@william_vets) at 22:20| Comment(0) | ボードゲーム | 更新情報をチェックする

2018年12月03日

Forbidden Sky(禁断の空)の紹介

この記事は、ボドゲ紹介 Advent Calendar 2018の4日目のエントリーとして書きました。

どうもみなさんこんにちは。うぃりあむです。皆さん、ご機嫌いかがですか? クリスマスまであと3週間、慌ただしさとウキウキが混在するこの季節、私は風邪を引いてしまいました。

風邪といえば、なぜ病気の名前に「風」という漢字を使うのでしょう。ちょっと調べて見たところ、「風」と「風邪」は語源が同じ様です(諸説あるそうです)。そして今日は風が重要な要素を持つゲームの紹介となりますが、こじつけに過ぎましたね。

今回紹介するゲームは“Forbidden Sky : Height of Danger”、邦題をつけるなら「禁断の空:危険な高度」。パンデミックシリーズでおなじみ、マット・リーコックの2018年の作品で、”Forbidden Island”、”Forbidden Desert”に続く協力ゲームForbiddenシリーズの3作目です。2〜5人用、60分程度のゲームになっています。

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冒険者であるプレイヤー達は、地上7000フィート(高い!)に浮かぶプラットフォームの上に降り立っています。失われ文明を見つけるため、そこにそびえるロケットのエンジンを駆動させ、プラットフォームから離れることがゲームの目的です。そのためにはロケットに通電させる必要があります。折しも目の前の避雷針に落雷がありました。この雷のエネルギーをロケットの駆動に使うのです。そして、様々な部品を揃えて電気回路を作ります。ただし、地上7000フィートのプラットフォームには強風が吹き荒れています。我々の頼みは各自にあてがわれた命綱一本。綱が切れて7000フィート上空から転落するか、雷の電気ショックで命を失う前に、全員がロケットの周りに集まり、必要な部品*1が揃った回路を完成させればゲームに勝利します。

*1 Novice(初心者)レベルでは、発射パッド、大コンデンサーが各1、小コンデンサーと避雷針が3個ずつ必要になります。

「開始グリッド」に全プレイヤーがいるところからゲームが始まります。
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グリッドには風向計と避雷針1基が立っています。手番プレイヤーはいずれかのアクション4つを組み合わせて行うことができます。
1.移動:タイル1枚分、上下左右に移動します。タイルの紫色のエリアは「空」です。通常、飛び越えることが出来ません。
2.タイルをドロー:山札からプラットフォームのタイルを1枚引きます。通常手札上限は3枚です。
3.タイルを配置:タイルを置くためには自分のいるタイルに隣接したエリアにタイルを1枚起きます。タイルは印刷されている「銅線」を少なくとも1本繋がなくてはなりません。タイルに電気部品が書いてあればそれを置き(勝利に近づきます)、歯車アイコンがあれば、配置したプレイヤーが「装備カード」を1枚受け取ります(装備がなければゲームに勝つことは非常に困難でしょう)。
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4.ワイヤーを引く/はずす:電気部品と電気部品をワイヤーで接続します。ワイヤーには長短2種類があり、ストック数も決まっているので若干注意が必要です。各電気部品にはワイヤーを2つしかつなぐことが出来ません。なので、回路は完全に閉じた1つの直列回路にする必要があります。


プレイヤーがアクションを終えると、嵐カード*2を引きます。

*2 相葉くんや櫻井くんは登場しません。

「落雷」が出ると避雷針全てに雷が落ち、避雷針と、避雷針から銅線やワイヤーが繋がっているタイルにいるプレイヤーは全員感電し、健康度を1失います。誰かの健康度が0になると全員がゲームに負けます。
「強風」が吹くと、風向計の向きに、全プレイヤーが1タイル分飛ばされます。飛ばされる先にタイルがなければ、ロープの耐久度が1減ります。誰かのロープの耐久度が0になると全員がゲームに負けます。
そのほか、風光を変えるカードや、ゲームを進行させるカードがあり、カードの指示によって捨て札をシャッフルさせられます。
なおカードを引く枚数ですが、ゲームが進むに従って多くなります。リーコックのゲームですから当然のことですね。

こうして手番を繰り返し、回路を完成させていきます。発射パッドや大きなコンデンサーはタイルが4枚必要になるので、位置関係も含めて計画的に配置しなければなりません。そして見事回路が出来上がると、カウントダウン後、轟音が鳴り響き*3、ゲームに勝利します!*4

*3 詳しくは語りませんが、このゲームは電池を使います。

*4 ただし、全員が発射パッドの周りのタイルにいないと、置いてけぼりになってゲームに敗退します。ちゃんと全員揃った事を確認してから最後のワイヤーを置きましょう。

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ざっくりと遊び方を説明しました。数回遊んだ印象では、落雷と風によるダメージがリアルに感じられて、危機感が煽られる感じがたまらなく良く出来ていると思います。
残念ながら国内での流通はまだのようです(2018年12月現在)ので、興味がある方で私と遊ぶチャンスがある方はよかったら声をかけてみてください。一緒に危険な空の冒険を楽しみましょう。

posted by うぃりあむ(Twitter:@william_vets) at 22:43| Comment(0) | ボードゲーム | 更新情報をチェックする

2018年03月04日

エンパイヤ・オブ・ザ・ボイド2(その1)

今回は、ボードゲーム「エンパイヤ・オブ・ザ・ボイド2」(Empires of the Void II)を紹介してみたいと思います。

箱絵はこちら。
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作者はライアン・ローカット。8分帝国やアバブ・アンド・べロウなどでおなじみの、アートワークもゲームデザインもこなす、私の大好きなゲームデザイナーです。

銀河の辺境に自らの帝国を築き、外交や戦闘、建築、テクノロジーの開発などを達成することによって最も勝利点を稼いだプレイヤーが勝利するゲームです。


■魅惑のコンポーネント

ますはゲームボード。二人用にセットアップした画像をご覧いただきましょう。
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ボードは大きなマップになっています。大きなタイルがすでに異星人が住んでいる「居住惑星」、小さい円が「非居住惑星」で、それを結ぶ航路があり、航路上には何も効果のないマス「スペースノード」や、アステロイドや宇宙海賊などがある「障害」などがあります。

次はユニット、まずは各勢力の母艦となる「ワールドシップ」です。
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ゲームにはプレイヤー用の5つの種族が登場し、それぞれ固有のワールドシップが用意されています。ほかのユニットを輸送するだけでなく、ワールドシップ上に建物を建築することもできます。まさにワールド!

プレイヤーのユニットはStar Sloop(宇宙帆船)とStarfarer(星間旅行者)が用意されています。
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星間旅行者には宇宙の航行能力がなく、宇宙空間上ではワールドシップか帆船に乗せて移動させる必要があります。ゲーム開始時はワールドシップ、帆船1、旅行者1を持ちます。

次にプレイヤーボードです。
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これは地球人のボードです(種族によって解除出来る「テクノロジー」が微妙に異なります)。
右上にはこれから建築する、都市・基地・アカデミーのトークンが4つずつ並んでます。建築をすることによって、都市からは収入の増加が、基地からは手札上限の増加と配置した地域の軍事力が、アカデミーからは移動やカードアクションで使用する「指揮力」の増加がもたらされます。
建物の左には黒いスロットがあり、「研究」アクションでこのスロットに「物品」を置くことによって、建物の建築コストを減らすことができるようになっています。
左上にあるのは「テクノロジー」です。やはり「研究」アクションで表記されている物品を置くことによって解除されます。
ほかに、あとで「招集」することができる自分の種族のユニットや、この世界の通貨「クレジット」も乗せておきました。

次は惑星タイルです。
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この惑星タイルがこのゲームでもっとも特徴的なコンポーネントでしょう。私はこのタイルをみた瞬間に、キックスターターのバッカーになろうと決意しました(笑)。
居住惑星には、異星人が住んでいる惑星には右上半分の「軌道領域」、左下半分の「地表面」の二つの地域があります。右下には住んでいる異星人のユニットのイメージやその能力、この惑星と同盟することによって得られる効果がなど書かれています。
また左下の四角い部分には惑星地表面のイメージが書かれており、ここには「影響力トークン」や、山札から引かれたイベントカードが置かれることになります。

これは「同盟タイル」と異星人のユニットです。
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惑星に一番影響力を置いているプレイヤーがその惑星と同盟を結ぶことになり、同盟タイルを持ちます。同盟タイルの持ち主は同盟の効果を得て、その異星人を自分の種族と同じように招集することができるようになります。

(続く)

posted by うぃりあむ(Twitter:@william_vets) at 20:56| Comment(0) | ボードゲーム | 更新情報をチェックする

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